洋楽、「なんだか苦手」じゃありませんか?
洋楽、音楽好きとしては気になるけど食わず嫌い…
あるいは聴いてみようとしても拒絶反応を起こしてしまうという人もいるのではないでしょうか。
まさに私がそうでした。
偏見・固定観念にとらわれやすい私は勉強のためにも洋楽を聴かなければと思いつつなんとなく敬遠していたのです。 そんな経験からなぜ洋楽が苦手なのか考え、どうしたら食わず嫌いを克服できるのかを考えてみました。
~目次~
なんで洋楽が苦手なの?
他人から「かっこいいよ!」「いい曲だよ!」と言われてもなかなか聴く気になれないというそんなあなた。
以下の理由に心当たりはありませんか?
① 何を歌っているのかわからない
邦楽では歌詞に共感できる曲が好き。洋楽は英語が苦手で聴いていても何を歌っているのかわからないし心に響かない、と思っている。
② メロディがキャッチーじゃない
なんだか耳に残らないし口ずさめない…邦楽ではふとしたときに口ずさんでしまうような曲が好き。
③ 構成がわかりづらい
基本的にAメロ→Bメロ→サビ→Cメロなどわかりやすい構成が好き!
邦楽はテレビの主題歌など時間内に展開させなければならなかったり、アイドルソングなど一体になることを求められていたりするためそういった構成が多いのかもしれません。
洋楽が苦手な理由を考える中で、筆者自身は曲を聴く際にわかりやすさ、キャッチーさを求めていることがわかりました。また、口ずさみやすさも重要なポイントです。一般的にも、やはり洋楽は「わかりづらい」というイメージが強いのではないでしょうか。
洋楽が苦手な人に聴いてみて欲しい曲
「わかりづらい」というイメージの洋楽。
そもそも文化が違うのではじめはわからなくて当たり前!
要は慣れ…と言えばそれまでなのですが、どんな曲なら慣れることができるのでしょうか。
というか本当に洋楽は「わかりづらい」の?
そんな観点から洋楽食わず嫌いな方に聴いてもらいたい曲をご紹介します。
ことばを連呼するタイプの曲
歌詞がわからないのなら、いっそ歌詞の意味よりも耳に残りやすさを優先して曲を聴いてみてはいかがでしょうか。
共感できる曲は洋楽に慣れてから探していきましょう。
また、興味を持った曲の歌詞を訳してみたらとても共感できたということもよくあります。
Taylor Swift – Shake It Off
テレビや街中で耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。MVのように思い切り踊りたくなる曲です。
気づくと口ずさみたくなるメロディでもあります。
Camila Cabello – Havana ft. Young Thug
こちらも耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。故郷に想いを馳せる曲です。
一度聴いたら耳から離れないキャッチーさも持っています。
Pharrell Williams – Happy
おしゃれで難しそうなのにサビで一気にHappyに。Youtubeには世界中の人のカバーが上がっています。
メロディがキャッチーな曲
邦楽はアイドルソングなどメロディがキャッチーで、誰もが口ずさめるような曲が多いけど、洋楽のメロディはなんだかつかみどころがない…
邦楽でも特にテレビで使われるような曲は耳に残ることが重要ですのでそのように感じるかもしれません。
洋楽にも思わず口ずさんでしまうような曲がたくさんあります。
Ariana Grande – thank u, next
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌「私のお気に入り」(My Favorite Things)をオマージュしている曲で耳馴染みがありますね。
かわいらしさと神秘的な感じがします。アリアナ・グランデは親日家として有名です。そういった感覚の近さも影響があるのでしょうか。
Marshmello ft. Bastille – Happier
決して簡単なメロディではないのですが、なぜか口ずさんでしまう、どこか懐かしさや切なさを感じるメロディです。
シンプルな構成の曲
実は洋楽は構成がシンプルなものも多いです。
一見複雑そうでも、実は繰り返しが多いという曲もあります。
Hailee Steinfeld – Love Myself
Aメロ→Bメロ→サビ→サビ´という構成で、基本はサビを繰り返しています。
洋楽が苦手な人におすすめのジャンル
おすすめは…カントリー!
洋楽はわかりづらいという人におすすめのジャンルはカントリーです。
カントリーは日本語で田舎、なんか古そうなイメージが…なんて思っていますか?
おそらく日本で多くの人が思い浮かべるカントリーミュージックは映画「耳をすませば」で使用されている「カントリー・ロード」ではないでしょうか。
現在も他のジャンルや流行を取り入れて進化を続ける現役ポピュラーミュージックです。
先程もご紹介したテイラー・スウィフトはポップス歌手として世界的に有名ですが、デビュー時はカントリーがメインでした。意外とカントリーをルーツとしているアーティストは多いのです。
カントリーミュージックとは
『アメリカのポピュラー音楽の一種。日本では単にウェスタン音楽ともいう。アメリカの西部および南部に発達した白人系の大衆的音楽の総称で,18世紀に開拓に従事した人々が生活の哀歓などをテーマに歌い,演奏したのが始り。』 『メロディーは単純で繰返しが多く,楽器編成もギター,バンジョー,フィドル (バイオリン) などに少数のリズム楽器がつく程度。』
カントリー・アンド・ウェスタンとは – コトバンク
民衆が歌ってきた音楽であり、楽器の編成やメロディなどにキャッチーさ、親しみやすさがあります。
現在ではロックやポップスとの融合もみられますが、本来のカントリーの味わいは残しているまさにいいとこどりの楽曲が多いのです。このことで他のジャンルのファンも取り込んでいます。
私たちが求めているのは「わかりやすさ」。
まさにキャッチーさ、わかりやすい構成を求めている私たちにぴったりなジャンルなのです。
Taylor Swift – You Belong With Me
テイラー・スウィフトのカントリー時代と言われている頃の曲です。
アップテンポでキャッチーさがあり、私にはポップスとの区別がつきません。
そんな中にカントリーのテイストを残していますが、ティーンの若々しさを感じる曲だと思います。
The Band Perry – If I Die Young
ザ・バンド・ペリーはアメリカのカントリーグループです。
筆者のイメージするカントリーの曲調はまさにこんな曲。
淡々と語りかけるようなこの曲は歌詞の意味がわからなくても伝わるような気がします。
カントリーの味わいにはメロディーから感じる「懐かしさ」「切なさ」があります。
Dixie Chicks – Not Ready To Make Nice
カントリーミュージック界で約30年活動している女性3人組グループのディクシー・チックス。
筆者個人は「カントリーミュージックは明るい曲調」という先入観を持っていたのですが、この曲は深い悲しみを感じるバラードです。政治的な論争への訴えが込められているそうです。
まとめ
今回は邦楽に親しんだ方にも聴きやすいのではないかと思う、曲を紹介させていただきました。
「わかりづらい」と感じる曲には個人差があると思います。今回は筆者自らが”わかりづらいと思う理由”を探し、できるだけそれに当てはまらない曲を探してみました。
これらに当てはまらないという方や、洋楽大好き!という方も、”なぜ好きなのか、なぜ好きじゃないのか”という理由に向き合ってみることで、自分に合うものはなんなのかということが明確になるかもしれません。
私も以前は洋楽に抵抗がありました。ですが、自分の気になる曲から聴いてみることで、洋楽に対する抵抗感が薄れ、次第に新たな音楽に出会うことができるのだと知りました。
音楽に対する先入観をひとつずつ取り払って、新たな世界を切り開いて楽しんでいきたいですね。
執筆日:2019年11月7日
ライター: あすびー
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