イマジンドラゴンズ

【ボーカル研究室】Imagine Dragons(イマジンドラゴンズ)とは

おススメ洋楽アーティストでバンドを紹介するのは初めてですね。
ヒット連発中のミステリアスバンド“Imagine Dragons”!

Imagine Dragons

~PROFILE~

2008年結成、米ラスヴェガスを拠点とするオルタナティヴ・ロック・バンド。メンバーはダン・レイノルズ(vo)、ウェイン・サーモン(g)、ベン・マッキー(b)、ダニエル・プラッツマン(ds)の4名。思いつきの言葉をアナグラムにしたのがバンド名の由来。2012年、EP『コンティニュード・サイレンス』でメジャー・デビュー。リード曲「イッツ・タイム」が人気ドラマ『glee/グリー』で起用されて大ヒット。1stアルバム『ナイト・ヴィジョンズ』は全米初登場2位を記録。2013年にはサマソニで初来日を果たす。2015年の2ndアルバム『スモーク・アンド・ミラーズ』が自身初の全米・全英初登場1位を獲得。

参照:タワーレコードオンライン

現在でも全米トップ40圏内に留まるなどロングセールスを記録している前作『Evolve』の発表からおよそ16ヶ月。今月ニュー・アルバム『ORIGINS(オリジンズ)』をリリースしたイマジンドラゴンズ。

ソロアーテイストやユニットorグループが主流となっいている今、ヒット曲を連発している数少ないロックバンドです。
今やアメリカを代表する実力派バンドと言ってよいでしょう。

“ロックバンド”と言っても、イマジンドラゴンズのサウンドはその枠組みを優に超えています。
パンク、ヒップ・ホップ、EDM…
重厚なバンドサウンドだけでなく、アコースティックなものからエレクトリックなものまで、既存の枠にとらわれない正しくオルタナティブロックバンド!
多彩なサウンドを聴き比べてみたい方には次の曲がおススメ。

  • 2012年“It’s Time”…メロディアスな元気をくれる応援ソング
  • 2013年“On Top Of The World”…こんなポップで楽しい曲も
  • 2014年“Warriors”…オンラインゲーム用に制作された壮大なサウンド
  • 205年“Shots”…曲想に反して歌詞は結構シリアス
  • 2017年“Not Today”…アコースティックなオールドロック

インディーズ時代、ラスベガスを拠点に活動していただけあって、オルタナ系バンドでありながら、人々の注目を引くエンターティナーでもあります。
ベガスはあらゆるパフォーマーが集う街。
カジノを楽しんでいるお客たちの目をステージ向けさせるために、常にクリエイティブな才能を磨き続けなければならないはず。
彼ら自身「僕らのバンドは、ラスベガスなしでは存在し得なかった」と話しています。

ロックバンドのボーカルはとかく破天荒なイメージがありますが、イマジンドラゴンズのボーカルであるダン・レイノルズは?

ダンは敬虔なモルモン教徒で、19歳から2年間宣教師としてボランティア活動もしていたとても誠実な青年です。
現在は31歳、3人の娘さんのパパです。

彼は、モルモン教会におけるLGBTQに対する姿勢を改善すべく活動を行っていて、2017年8月にはLGBTQの若者や自殺予防支援のためのチャリティーコンサートを開催、それら活動を記録したドキュメンタリー映画“Believer”も製作されています。

また彼は強直性脊椎炎や自己免疫疾患などを患っていることを告白していて、今年の夏には健康面を配慮して肉体改造に挑戦。
みごとにバッキバキの腹筋を手に入れ、痛みもなく健康そのものになったそうです。気になる方は彼のインスタ写真を探してみてください。顔もなんだかイケメンになってます。

ロックバンドが世界的に衰退し、もはや絶滅の危機とまで言われている現在。
彼らが次の時代を牽引する存在になることは間違いないでしょう。

留まることなく進化し続ける規格外のロックバンド“Imagine Dragons”!
ちなみにバンド名は、ある言葉のアナグラムだそうです。何かは明かされていません。ん~ミステリアス。

洋楽を歌ってみよう~歌い方のポイント~

『Believer』~アルバム“Evolve”より

2018 ビルボード・ミュージック・アワードにて“トップ・ロック・ソング賞”を受賞した「Believer」をPickup!

一度聞いたら忘れない独特なサウンド。
イマジン・ドラゴンズの存在感を世に知らしめた一曲と言えるでしょう。

[quads id=4]

keyはB♭m、最低音はA♭で最高音は2オクターブ上のD♭です。
基本のコード進行は、B♭m-G♭-Fの循環コード。
男声曲ですが残念ながら男性にはちょっとサビが高いかな?
“Pain~”からのフレーズを歌わなければ余裕です。

イントロは完全にクラップとドラムしかありません。
もしドラムのチューニングが合っていなければ歌い出すのが難しくなります。
バンドでコピーするときは注意してください。

コード感も安定しているし、音符も縦割りなので日本人には歌いやすい部類の曲です。
-えっ?これが歌いやすい?!

これまで紹介してきた、ナチュラルに歌い崩せる“エド・シ―ラン”、おしゃれでスムージーな“チャーリー・プース”、驚異的なリズム感の“ジェイソン・デル―ロ”と比較してみてください( ̄ー+ ̄)
何とかなりそうじゃないですか?

でも、歌詞が立て込んでいて発音がついていけなさそう…
そう思っているなら、この際この曲で“発音筋トレ”しちゃいましょう。

演奏側の音数が少ない割にはとても重厚感があります。
極めてシンプルなアレンジによりドラムが際立っています。
あまり目立ちませんがギターのリフがさりげなく全体に緊張感を与えていると思います。

メロディも比較的簡単です。
単音が繰り返されるBメロも、英語であるからこそ適度な動きが加えられ単調さを感じさせません。
もしここが棒読みのようになっていたら、英語の発音が悪いのだと思います。

緊張感を演出していると言えば、コードFのときの音です。
Aメロ末にある“Oh-oh”のときの“A(ラ)”やBメロの“took me~”からの“C(ド)”。
これが絶妙で、歌っていてもキモチ―ところです。

アカペラではスケール感が不安定になり少し難しくなりますが、普通に歌う分には表情の強い個性あるインターバルを意識することができます。

サビ以外はあまり高くないので、安定した呼気量を保ちつつしっかり声を立てるようにします。
力強く歌おうと力んでしまうと、ちょっと雰囲気が変わってしまうと思うので、大声を張り上げるのでなく、しっかり声を支えておくのがポイントです。

ボーカルは意外とラフに歌っています。他の曲の方がもっとゴツゴツのゴリゴリで歌っていることもあるので、比較してみると分かります。

あまり意気込み過ぎると良くありませんが、ある程度は力押ししても問題ない曲なので、発声練習や発音練習として挑戦してみてはいかがでしょう。

『Believer』を歌ってみた~PURE VOX 動画~

About PURE VOX

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-よくこの曲をアカペラでやろうと思ったな(;^ω^)

と、思う人もいるかもしれないですね。
男性ロックバンドの曲、それもこんなテンションの曲ですからねぇ。

ですが、私のインスピレーション的には「Queenの“We will Rock You”的にいけるんじゃない?」と。
まあ、スタイルとか全然違うんですけどね。
とにかく面白そうかな?って思ってやってみました。
“イマジン・ドラゴンズ”は押さえておきたいアーティストでしたしね。

アレンジのポイントは、いつものように最小限まで音を削ぎ落し、原曲の印象に近いニュアンスだけが残るようにしました。

コーラス感が強くなると合唱みたいになってしまうし、ドラムのビートを変に声で再現してしまうと安っぽくなるし。。。
ボイパやベースがいればそれっぽくはなるんでしょうけど。

「これはこれでありなんじゃない?!」って感じにしようと思い、コーラスはコーラスとして活かしてみました。

さすがに「ペ~イン!」のテンションはアカペラでは出しにくく苦労しました。
同じフレーズでも後半では3人とも違うラインを取っています。
あっちこっちに行くので、ちょろっと外しちまいましたが(^^;、音の重なり方を引き上げることで少し高揚感は増したかと思います。

私のお気に入りは「オ~ォ~」です。
これ、響かせる加減が難しいんですよぉ( *´艸`)ゥㇷ
ぜひやってみてくださいね。

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