ジェイソン・デル―ロ

【ボーカル研究室】Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ)とは

今回紹介するおススメ洋楽アーティストは、俳優、ダンサー、投資家とマルチに活躍している“Jason Derulo”です。

Jason Derulo

~PROFILE~

1989年9月21日、 アメリカ合衆国•フロリダ州マイアミ出身のシンガーソングライター、ダンサー、俳優。アーティストのプロデュース業にも精力的に取り組む。ジェイソン・デルーロは幼少期から音楽に興味を持ち始め、フロリダの専門機関で、楽曲作成を学ぶ。初めて楽曲を作成したのはわずか8歳の時で、この頃から作曲の類い希な才能を示していた。

2009年5月に、シングル「Whatcha Say~ワッチャ・セイ、僕のせい~」でデビューして以来、11のシングルをリリースし50億枚以上の売り上げに達するする、ヒットメーカー。多くのティーンエイジャーの心を掴むサウンドと歌詞で、「Whatcha Say」のみで500万以上のデジタル・ダウンロードを記録した。ジェイソン・デルーロは同年12月に2枚目のシングル「In My Head」を発表。同作と2014年発売のアルバム「 Talk Dirty 」に収録された同名シングルと「Wiggle」は代表作となっている。2015年にはアルバム「Everything Is 4」を発売し、 ビルボード・ホット・100チャートやUKシングルチャートの5位にランクイン。不動の人気と実力で音楽界を牽引している。

参照:Condé Nast Japan『VOGUE』

アポロシアター(NY)のアマチュアナイトでシーズン優勝したことをきっかけにデビュー。
日本ではあまり有名ではないですが、デビュー以来複数の楽曲でプラチナム認定を記録し、ゴールド認定曲も多数保持しています。

ハイパーポップなサウンドでヒットを量産する彼は音楽界屈指のトップ・アーティストであり、若くして成功したセレブの一人。

最近では、超豪華メンバーがコラボした「Goodbye」が話題になりました。
“人類史上最高のDJ”と称されるデヴィッド・ゲッタが手掛け、客演にニッキー・ミナージュとウィリー・ウィリアムが参加しています。

人柄を感じるエピソードとしては、今年チェコ共和国のプラハで行われたコンサート会場での神対応が話題に。
安全面への懸念から急遽コンサートが中止されることが決定した際、朝から待っていてくれたファンのためにと、バルコニーでミニライブを決行。
ファンたちと大合唱、野外ライブさながらに盛り上がったそうです。
ファンならずともこれは感激しちゃいますね。

世界を躍らせる“ハイパーポップ貴公子”と称されるジェイソン。

その魅力は、ファルセットを含むハイトーンボイスと言いたいところですが、私としては、圧倒的なリズム感!こちらを推したいと思います。

ダンサーですから、ダンスはいつもキレキレです。
でもダンスだけじゃない!
天性のものとしか言えない“歌声そのものにリズムがある”人です。大御所クラスではスティービー・ワンダーがそうです。

今回は、そんな“圧倒的リズム感”が堪能できる曲を紹介します。

洋楽を歌ってみよう~歌い方のポイント~

『Colors』2018.3月シングル

この曲は、2018年6月開幕のFIFAワールドカップロシア大会、オフィシャルスポンサー“コカ・コーラ”の公式テーマ曲です。

これまでのサッカー応援ソング、リッキーマーティンの「La Copa De La Vida」(1998)、シャキーラの「Waka Waka (This Time For Africa)」(2010)、ピット・ブルの「We Are One (Ole Ola)」(2014)同様に、この曲もテンションが上がる脈打つリズムが印象的な曲です。


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英会話

keyはE♭、最低音はB♭、最高音は2オクタープ上のD(ファルセット)とレンジは狭いです。
男声はハイトーン系の人でないと難しいでしょうが、女声には歌いやすい音域となっています。

この曲は、中南米のリズム(いわゆるラテン系)というよりは、多国籍感が強いですね。
ジェイソン自身も「さまざまな国に行って感じた文化の多様性を祝った曲」とコメントしています。

余談ですが、ワールドカップのテーマソングは各国、各スポンサー、各放送局などで異なるため同年でも複数のテーマ曲があります。

2018年のロシア大会、開催国ロシアのテーマ曲は「ЖИТЬ(カマンダ)」という曲です。ラップも入っていて、なかなか今っぽい曲です。
2002年の日韓ワールドカップのテーマ曲は覚えていますか?
“Anastacia” の「Boom」という曲でした。今ならきっとBTS(防弾少年団)を起用するでしょうね。
興味のある方は一度聞いてみてください。

個人的にはサッカーに興味がないので、どうせならお祭り騒ぎのラテン系ソングが好きです。血沸き肉躍る感じ(≧◇≦)

シャイな日本人も実は無類にお祭り好きですから、テンション上がる曲は嫌いじゃないと思います。和太鼓の音、盆踊りのリズムについ胸躍ってしまいますw
でも、歌となると…。
日本人のそれはラテンのノリとは全然違いますからねぇ。

「Colors」を聴いて、感の良い人は感じたと思うのですが、ことごとくフレーズの入り口や音が動くところが思ったタイミングじゃなかったのでは?

最初の“Oh, what a feeling”の“Oh”も、1拍目のウラから入ると感じる人もいれば、2拍目を少しくわせたと感じる人もいるでしょう。

そもそも英語の歌は、歌い出しの音を気にし過ぎてはだめです。
一語ずつ、一音ずつ歌うのではなく、いくつかの語(音)がまとまった1つのフレーズとして捉えます。

冒頭フレーズであれば、“feel”が3拍目に揃うように歌い出します。この後も3拍目だけが揃っていきますので、1小節分くらいのまとまり(センテンス)を流れるように歌いながらも3拍目を合わせるようにします。

サビになるともう少し拍が揃ってきます。力強いオンビート感が増します。
ですが、至ってメロは滑らかなままです。呼吸が変化し続けている証拠です。

併せてオモテ拍が強まったせいで、ところどころで“ウラのハネ感”が現れます。
拍の表情は表裏一体です。
光と影の関係のように、どちらか一方だけが強くなることはありません。
あとはボーカルが取捨選択して、どちらを優先して見せようとするかです。

どうしたって日本人が感じ取れるようなリズムではありません(´;ω;`)
初めから歌える気がしないと感じる人も多いでしょう。
でも、歌ってみなければ分からないことがあります!
いちいち「なんでこうなるの?」と悶絶しながらでも歌ってみる価値はあると思います。

“全然歌えなかった…”となっても、それに気付けたことが収穫です。
本当に下手な人は、音程と符割が取れた時点で歌えたと勘違いします。
「Colors」にならなかった、と感じた人のほうが才能がありますよ。

『colors』を歌ってみた~PURE VOX 動画~

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サッカーの応援ソングらしく華やかになるよう“鳴り物”中心に。

この曲は珍しくアレンジし直して再挑戦しました。
大きく歌いながら、タイトな16分音符を感じ続けるのがめっちゃ難しいです。
歌はどうにもこうにもならないところがあるので(^^;
いつもならおまけのパーカッションを普段よりは少し頑張ってみました。

ブリッジは、あえて日本ぽく演出?!
原曲が本当に日本をフューチャーしていたかは不明ですが、“エイ・ヤー”はすごく日本ぽい音なので、そこは日本人らしく。

力強くも重たくならないように注意したのですが、もう少し勢いがあっても良かったかな?と思っています。
テンションアゲアゲとまではいきませんが、楽しい曲であることが伝わっていたら嬉しいです。

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