サム・スミス

【ボーカル研究室】Sam Smith(サム・スミス)とは

今回のおススメ洋楽アーティストは、奇跡の歌声をもつ青い目のソウルシンガー“Sam Smith”です。

~PROFILE~

1992年5月19日、イギリス・ロンドン出身のシンガーソングライター「サム・スミス(Sam Smith)」。ロンドンの芸能学校、ナショナル・ユース・ミュージック・シアターに2007年に入学し、ジャズバンドに参加しながら、ジャズボーカリストでありピアニストのジョアンナ・エデンに歌と作曲の技法を学ぶ。2013年にリリースされた、ノーティー・ボーイのシングル『La La La』に参加し、同曲は全英1位のヒットとなり、同作でイギリスレコード協会主催のブリット・アワードで批評家賞を受賞。翌年には、サム・スミスは、業界関係者から太鼓判を押される有望な新人アーティストとして選出された。快進撃は止まらず、同年5月にデビュー・アルバム『In the Lonely Hour』を発表。グラミー賞6部門にノミネートされ、史上最多の4部門で受賞する快挙を成し遂げた。プライベートでは、強迫性障害に苦しみ、治療に取り組んでいることを明かしている。また、2014年5月に公にゲイであることを公表している。

参照:VOGUE JAPAN

幼い頃からソウル・ミュージックに囲まれて育ち、15歳でイギリス・ロンドンの芸能学校に入学。そこでジャズボーカリスト・ピアニストであるジョアンナ・エデンに歌と作曲の技法を学び、18歳のときに初めて曲を書いたそうです。

才能に恵まれながら、しばらくの間は注目されず、21歳となる2014年やっと念願の大ブレイクを果たすことになりました。

彼を世界に知らしめたのは2015年。第57回グラミー賞では、最優秀新人賞など主要3部門を含む最多4部門を受賞し、デビュー・アルバムIn the Lonely Hour(イン・ザ・ロンリー・アワー)は1,200万枚を売上ました。

彼の魅力は、エモーショナルな歌声と楽曲。
彼のライブは感涙必至らしいです。

「ダイレクトに伝わる曲以外は書かない」「僕は話すのと同じように曲を書くんだ」とサムは言っています。

サムスミスらしい楽曲としては、ピアノのみでアレンジされた『Lay Me Down』や『I’m Not The Only One』あたりがおススメです。

『Stay With Me』でサム・スミスを知ったという人には意外な感じがすると思うのが、PROFILEにもあった『La La La』。こちらは客演ですが、中毒性があります。

“人を傷つけることばかりいう君にはもううんざりだ、だからこうして耳を塞いでラララって歌うんだ”っていう曲です。こうしたくなること…たまにありますよね(^^;

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洋楽を歌ってみよう~歌い方のポイント~

『Palace』~アルバム“Thrill of It All”より

彼のキャッチコピー“この声に泣き、この声に生かされる”にピッタリの曲『Palace』をご紹介します。

この曲は2017年AppleのCMで使われていたので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
サムスミスの美しい歌声に引き込まれる一曲です。

失った恋しい人の存在を消せないまま、二人で築いてきたもの、二人だけの場所にひとり留まる僕…。あぁ君が恋しい。僕はまだここにいる。。。

(≧∇≦)なんて女の子なの~サムっ!

そんな切ない思いの中で彼はこう言います。
“でも本当の愛は決して無駄なんかじゃないんだ”

この一文が、この曲をただ切ないだけで終わらせず凛とした美しい曲にしています。

keyはA、最低音はA、最高音は2オクターブ上のC♯です。
ファルセットが使えるなら男女ともに歌える音域ですね。


ただ、女声には少し低めのファセットになるので、サムのような感傷的さを出すのはちょっと難しいかも。男性もよほどファルセットに自信がないと、声は出せても彼のようなエモーショナルな表情は出せないでしょうね。

基本は3拍子です。
3拍子と言えばワルツですね。トラディショナル感が出て、まさに英国紳士のサムにぴったりです。

通常3拍子は“強・弱・弱”となり、強拍である1拍目にアクセントが来ます。
楽器で演奏する場合やダンスのステップなんかは基本これです。

ただ、この曲はあくまでもポピュラーミュージックでクラシックではありません。あまりクラシカルに歌い過ぎるとつまらない曲になってしまいます。

ポップス的には“呼応する”ことが重要です。
音楽的には4拍子の場合、1と3拍目が強拍、2と4拍目が弱拍。
3拍子では1拍目が強拍です。
弱拍に当たる拍が、ボーカルでは強勢拍となります。

無理やり文字で表記すると、“ターン・タン・タッ-”って感じですかね。
ポピュラーボーカル的には、1拍目の強拍を強く歌うのではなく、長さを保ちゆったりと歌います。

歌い出しからも分かるように、“タッ(3)・ターン(1と2)・タッ・ターン…”と
3拍—1拍の組み合わせで呼応させます。
1拍目はプライマリー拍(主要な拍)ですから、丁寧に歌いますが、どちらかと言えば少しハネ感のある3拍目の方がポイントです。
強く歌うわけでなく、変化を見せます。
いきなり「は~い!」というのではなく、「さん・は~い」と言ったほうが「は~い」の位置が注目されやすくなりますよね?
「タッ・ターン」=「さん…はーい」で、3拍目の変化を見せることで、次の1拍目の予期が起こりやすくなるということです。

最初の1ブロック目でこの規則性を作っておけば、2ブロック目(A’)は力強く歌ってもいいし、流すように歌っても大丈夫です。
1曲通して、あまり音楽的規則性をつけ過ぎないのがコツです。変にノリが出ても困るので。話すように歌えたらベスト!
サムスミスのように、歌を聴いているというよりは、ことばを、物語を聴いているように感じさせられたら素敵です💛

でも、普通の人が彼のように歌ってしまうと多分ボロボロになります(^^;
最低限の規則性、拍子は維持したほうがいいと思います。

『Palace』を歌ってみた~PURE VOX 動画~

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発声的にはスタンダートな声の出し方をしても大丈夫な曲だったので、ある意味では歌い易かったです。
本当はもっと繊細に、もっと感傷的に歌いたかったのですが、なにぶんアカペラなので…。テンポを指示するパートもなく、指揮者がいるわけでもないので、あまり自由に歌い過ぎるバックがあたふたしちゃいます。
すでに3拍子を維持できてませんしね(;´∀`)

楽段構成は、A-A-B(サビ)-A-A-B-Bと極めてシンプルかつスタンダード。
派手に展開しては曲の雰囲気を壊すし、変化に乏しいとまったりしてしまう。
こういう癖のない曲のアレンジ、正直苦手です。
2コーラス目以降はバックにも歌わせるようにしましたが、合唱っぽくならないか心配でした。上手くいっていれば…アカペラらしい一曲になっているかと。

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