Shawn Mendes

【ボーカル研究室】Shawn Mendes(ショーン・メンデス)とは

今回ご紹介するおススメ洋楽アーティストは、4年連続で“最も影響力のあるティーン30人”に選ばれている“Shawn・Mendes”です。

ショーン・メンデス

~PROFILE~

1998年8月8日生まれ、カナダのトロント出身のシンガー・ソングライター。
2013年Vineでヒット曲のカヴァー・ヴァージョンを公開しミュージシャン3位のフォロワー数を獲得。
2014年6月ファースト・シングル「Life of the Party」が全米TOP 25入り、男性ソロアーティストとして史上最年少記録に(当時15歳)。
デビューEP「Life of the Party」は全米を含む13の国と地域のiTunesで1位を獲得、全米ビルボード・アルバム・チャート5位。
2015年4月デビュー・アルバム『ハンドリトゥン』リリース、全米初登場1位、66の国と地域のiTunesで1位を獲得。5月からテイラー・スウィフト の北米ツアーのオープニング・アクト、シングル「スティッチズ」が全米4位(600万セールス)、全英2週連続1位を獲得した。
2016年9月セカンド・アルバム『イルミネイト』リリース、2作連続となる全米1位を獲得し、65以上の国と地域のiTunesでも1位を獲得した。18歳までに1st & 2ndアルバムが全米1位を獲得したアーティストは、ショーン・メンデスを含めわずか5人のみという快挙だった(他の4人はジャスティン・ビーバー、マイリー・サイラス、ヒラリー・ダフ、リアン・ライムス)。

ショーン・メンデスはそのキャリアにおいて2枚のアルバムが全米初登場1位、共にプラチナム・セールス(100万以上)、そして7曲のシングルが連続でプラチナム(100万)以上のセールスを記録している。
ショーン・メンデスは2014~2017年まで4年連続でTIME誌“最も影響力のあるティーン30人”に、Forbes誌“2016年に注目の30歳以下の30人”に選ばれた。
2016年People’s Choice Awards “Favorite New Artist”、2016 MTV EMAs “Best Male”、“Best Worldwide Act”受賞。

参照:UNIVERSAL MUSIC

日本でのデビューは昨年2017年3月、つい最近知ったという人も多いかと思います。
彼もまた動画投稿サイトをきっかけにデビューしたアーテイスト。これまで紹介した“Charlie Puth”や“Halsey”もYouTubeがきっかけでしたね。

同じカナダ出身ということもあり、ジャスティン・ビーバーと比較されることもありましたが、タイプは全然違いますね。二人とも繊細でセンシティブなところは共通しているかもしれませんけど。

共通と言えば、ショーン君と噂になっていたヘイリー・ボールドウィンが、今年ジャスティン君と婚約しました。
そのことでジャスティン君がショーン君をディすっていたとかいないとか…。
でもショ-ン君はヘイリーに友人としてお祝いコメントを出しているし、ジャスティン君もデビュー当時のショーン君を絶賛していたらしいので本当のところはどうなんでしょう。
こんなゴシップネタが出るのも、人気アーティストならではです。
世界が注目している証ですね。

ショーン君の魅力は、一所懸命で健気な感じがするところかと。
とかく若いスターたちは派手でヤンチャな面が目立ちますが、ショーン君には素朴さがあり、そんなところに惹かれたファンも多いのでは?

少し前にも、キックスケーターで転んで怪我をしましたが、ギターを弾く手をかばうためにあえて顔面ダイブしたそうで、顔にあざを作っていました。
本人は「ギターも弾けるし、歌うこともできるから何も問題ない」とコメント。
ショーン君らしいですね。

彼が音楽的に強い影響を受けたのは“Ed Sheeran”です。ギター愛もエド譲りということでしょうか。

少年のあどけなさが残る20歳のショーン君。
今後少しずつ大人の魅力が増してくるのでしょうね。要注目です!

洋楽を歌ってみよう~歌い方のポイント~

『Treat you better』~アルバム“Illminate”より

「ボクならキミを絶対に大切する」
ショーン君の健気さがキュンと来る一曲『Treat you better』を紹介。

これまで紹介した曲はどれも練習曲としてはお勧めできませんでしたが(^^;
この曲は洋楽初心者(男性限定)にもうってつけの曲です。


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KeyはB♭m、最低音がD♭(ちょっとだけその下のB♭あり)最高音はオクターブ上のA♭になります。

サビは男声のミドル辺りなので高音が苦手な人でも歌いやすいと思います。
最高音のA♭も、感傷的に歌う“Better~”なので一瞬上げるくらいなら“B”の調音を利用すればいけます!

女性は3度~5度くらい上げないとAメロが低すぎて歌えないでしょう。
歌いやすいオクターブ上のラインから歌い始めてしまうとサビが大変なことになります。ファルセットにしてしまったら、なおこの曲の雰囲気が台無しです。

基本のコード進行は“B♭m|A♭|G♭|G♭– A♭|”です。

歌いやすい理由は音域だけではありません。
コードに沿ってメロが動くので音が取りやすいです。
(各フレーズはコードの5thの音から歌い出します)
コード進行が予期出来るだけで、音程に自信がない人でも随分と歌いやすくなります。

-コードでメロディが変わるって、どれもそうでしょ?
と思ったら大間違いですよ。

コード音ではない音から歌い始める曲もあるし、コードは変わっていくのにメロラインは動かなかったり、メロはすごく変化していくのにコードはあまり変化しない曲もあります。

その他の歌いやすい理由を詳しく解説すると

Aメロはプライマリー拍(ここではとくに1拍目)に長い音符が揃っているため、落ち着いてゆったり歌うことができます。

それがBメロになって少し音符が立て込みますが、やはりプライマリーに音が揃い続けてくれます。
ただ、ゆったりしたプライマリー拍の表情を消し、タイトに合わせていくので、Aメロにあった規則性が薄れ、次に来るサビの規則性を引き立たせることができます。

サビになってもプライマリー拍は健在です。
異なる点は、1拍目だけでなく3拍目にも音が揃うようになり、これを大きな2拍のまとまりとして歌います。

4分音符で“1-2-3-4-”と取っていた拍を、2分音符で“1---2---”と大きく取ることで、4分音符刻みの時にはプライマリー(3拍目)だった音が2分音符刻みにするとアフター(2拍目)に変わり、ビートが現れます。
(分からない人はごめんなさい;)

とにかく(;^ω^)
音符そのままを歌っているだけでそれなりに変化し、展開してくれるため歌いやすいということです。

まとまりが見えやすく、先も予期しやすい!
それが比較的簡単に歌える曲の条件です。

カナダ英語は濁りが少なく、リンキング(リエゾン)もアメリカ英語ほどしないので、聞き取りやすいかもしれません。
その分、カタカナ英語になり過ぎないように注意してください。

カナダは多民族国家なので、英語が母語でない人々が多くいることから、英語に寛容だと言われています。
英語が下手でも、カナダ人には聞き取ってもらえる音が多いということです。

カナダ訛りとしてはよく言われているのが“o”の発音です。
英語では少し口を縦に開けるので「あ」に近くなりますが、カナダ訛りでは口はすぼめた音で、“about”が「アブート」のように聞えます。

この歌ではあまり気になりませんでしたが、“ There’s Nothing Holdin’ Me Back”では少し“お”に近く発音してました。

『Treat you bettre』を歌ってみた~PURE VOX 動画~

About PURE VOX

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原曲と同じように、イントロのリズムをメインにアレンジ。
1音でもリズムとコード進行の両方が見せられるので、必要最小限の音だけでまとめてみました。

サビは、原曲ではドラムなどが入って強いビートが現れ高揚感が演出されていますが、当然アカペラでは無理です。「ドンッ」とか言ってもダサいだけですからねw
そこは、コーラスを一部バラバラにすることで動きを出すようにしました。

Aメロは私でも限界音すれすれなので、2コーラス目ではハモリラインに変えました。気付かない人もいるかと思いますが。
コード進行は残像が残っているので、マスターリズムだけ残せば聴き手が補完できると考えタイコだけに。

個人的に気にいっているのはブリッジのアレンジ。
主人公の青年が勝手に翻弄されて悶々としている様をコーラスの動きで表現してみました(๑´ڡ`๑)

歌としては、ただ低くてしんどい。。。
あと全音高ければ楽なのに~という息苦しいラインです。
サビも女性キーとしては低いままなので、ややシャウトさせて感傷的さを出していますが、本当はそんなテンションではないです(^^;

ショーン君の少し粗削りでセンチメンタルな感じを少しでも出せるように頑張ってみましたが、どうでしょう?

YouTubeで見る

>>>ボーカル研究室

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