シニアの皆さん、そしてまだまだ働き盛りのシニア予備群の皆さん、最近の洋楽を聞いてますか?
”今時の洋楽なんて…”と腰がひける人も多いのではないかと思います。
筆者が職場の宴会でのスピーチで、それなりにヒットしているアーティストの楽曲ついて幾つか話題にした際も、ほぼ全員が知らない様子でポカンッとしてしまいました。
筆者自身、数年前までそんな人達の仲間だったので、世のシニアや中年の現状はこんなものなんだなと、妙に納得したものです。
でも、それと同時に”触れもせずに遠ざけているとしたら、もったいないなァ”という実感も持ちました。
実は、ポカンッとしている人たちの中には、私等より遥かに若い人たちも沢山居て、もったいない感は非常に大きかったのです。
筆者が、そんな人達を音楽に近づけるのに”ちょうどいい”と思っている”最近の洋楽”について、そう思う理由と共にお話ししたいと思います。
あなたも、出会うべき音楽に出会って、人生をほんの少し豊かにしましょう。
~目次~
意外に身近な最近の洋楽
あらためて媒体を購入するとか、配信をダウンロードするとなると、腰がひけてしまう方も多いかと思いますが、洋楽に触れる方法は、他にも色々と有ります。
Spotifyで最近のヒット曲をランダム再生するのも良し、SoundCloudでお好みのジャンル毎に音楽を聴くのも良し。
まずはスマホの無料アプリでとりあえず曲に触れてみましょう。
積極的に聴く行動をとらなくても、実は耳に入って来ている洋楽は、意外に沢山有ります。CMを中心に幾つかご紹介します。
これらの曲が、違和感なく耳に入って来ていたのであれば、あなたは決して洋楽嫌いではありません。というより洋楽に寄り添える人です。
まして、何かのインパクトやインスピレーションを受けたという方は、是非他の曲も色々聴いてみられると良いと思います。
楽しさ伝える ファレル・ウィリアムス
車好きの方は、きっと覚えていらっしゃると思います。Honda Freed のCMです。
このノリの良さは、思わず引っ張って行かれそうになりませんか?同感という方はMVもご覧下さい。
Pharrell Williams – Happy
独自の世界を生み出す サム・スミス
とても印象的な世界観でした。ワイヤレスイヤホンHoliday -Sway – Apple のCMです。
ちょっとこの世界に浸ってみたいと思いませんでしたか?そう思った方はこちらのMVで、しっかり浸って下さい。
Sam Smith – Palace
繋がりを演出する ブルーノ・マーズ
稀代のプレーボーイといった感じのブルーノ・マーズ。でも声はしっかり心に届くようです。
この曲ではないですが、彼の曲はバラエティ番組等のBGMでもよく使われます。
以下の2曲もおススメです。きっとどこかで聞いた事があるのでは?!
Bruno Mars – Just The Way You Are
Bruno Mars – The Lazy Song
一歩踏み出させる テイラー・スウィフト
とにかく勢いで、波状的に背中を押される感じ。家庭教師のトライのCMです。
確か元々はカントリーソングを歌っていた彼女。人は変化していくもののようです。あなたもこの曲のMVで、背中を押されてみて下さい。
Taylor Swift – Shake It Off
番外編:お笑いネタのファンファーレ オースティン・マホーン
本家ではない高畑充希センター。少し前のNTTドコモのCMです。
本家は、ブルゾンちえみの”35億”。彼女が気に入った原曲は下記のMVでどうぞ。
Austin Mahone – Dirty Work
最近の洋楽を聴く理由
本来なら”いいな”と思うから聴く、耳にして気に入ったから聴くで良いと思います。でも今まだ触れていない方には、始めるキッカケが必要ですよね。
ありきたりですが、音楽を聴いた方がいい理由、特に最近の洋楽がその入り口として”ちょうどいい”ワケを、筆者なりに書いてみます。
音楽の効果
これについては、筆者が言うまでもないのですが、とりあえずいくつか例示しておきます。
ヒーリング・ミュージック
ヒーリングミュージックには、自律神経を整える効果があり、医学的にも効果が認められているそうです。
1/f揺らぎがα波を出しやすくするなど、諸々論じられていて、効果は一般にも認知されていると思います。
CDショップに”癒し音楽”のコーナーを見かける事もあるほどで、実際に恩恵を受けている方も多いのではないでしょうか。
音楽療法
音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかる事を目的とする、健康法、代替医療あるいは補完医療と定義されています。
現在では、高齢者ケア、引きこもり児童のケア等の現場で活発に活動が展開されているようです。
日本音楽療法学会認定の音楽療法士という資格もあり、世に認知されています。
試合前にイヤホンで音楽を聴くアスリート
有名アスリートが試合前などにイヤホンで音楽を聴いている姿は、TVなどでもよく目にします。試合に向けて気分を高めたり落ち着けたり、コンディションのコントロールに音楽を活用しています。
以上のように、音楽の良い効果はいろんな場面で認知されています。
理由無く遠ざけるよりは、せっかくですから、音楽の効果を享受する方が得ですよね。もちろん音楽を聴かないという人は居ないと思いますが、もう少し積極的にアプローチしても良いかも知れません。
最近の洋楽が”ちょうどいい”理由
音楽をあまり聞かない方が、もう少し積極的に音楽にアプローチする入口として筆者は、最近の洋楽が”ちょうどいい”と考えています。かなり独断も含まれていますが、その理由について少しだけお付き合い下さい。
意外に身近にある
先程もご紹介しましたが、最近の洋楽に触れる事は簡単にできます。CD等の媒体を買わなくても、またネットでダウンロードさえしなくても、無料のアプリ等で聞き流すことが出来ます。気が向けば触れることが出来る便利な世の中なのです。
余分な時間やお金を使わずに、お気に入りの曲に出会う事ができますよ。またさらに、この無料アプリの一歩さえ踏まなくても、CMやTV番組のBGM等にも結構使われていて、無意識の内に耳に入って来ています。身近ですよね。
音楽の良さがダイレクトに伝わる
最近日本でもヒットしている曲が有りますし、人気のアーティストもいると思います。
でも日本の曲だと、歌詞や歌っている歌手のイメージが先行してしまい、音楽のイメージが第一ではなくなります。
むしろ先入観の入りにくい最近の洋楽の方が、曲自体のイメージが直接伝わって来る気がしませんか?
CMや番組の背景音楽として活かす場合にも、タイアップなら別ですが、そんな先入観が無い方が、きっと良いのだろうと思います。
“今時の若者”にフィルター!?
(ここは、特に独断の見解ですから、参考にお読み下さい)
今時の国内にもヒットチャートは存在します。
でも、この記事の読者になる方は”米津玄師”だの”あいみょん”だの”髭ダン”などと言われても、いつの世にもある『今時の若者は…』的な感覚で、少々拒否感覚が芽生えませんか?
でも、新しい曲でも、洋楽というフィルターがかかると、自分の日常とは若干の隔絶感が有って、そんな拒否感覚が少し和らぐと思うのです。
以上のとおり、シニアやシニア予備軍の方が、新しい曲に出会うには”最近の洋楽”が”ちょうどいい”のです。
昔に聴いていた洋楽
それでも、”今時の洋楽は…”と言われる方々でも、昔は洋楽を聴かれていませんでしたか?
筆者は実は、家の環境により日本のポピュラー曲を聴いたのも大学からで、洋楽は社会人になって随分経ってから接しました。そんな私でも、周囲でのレコードの貸し借りや音楽の会話で耳に入って来ていた人気のアーティストがいます。何組かリストアップしてみますので、振り返ってみて下さい。
ビートルズ
筆者より年上の方々からも、この名前はよく聞きました。自分は聞いてないけど他の人はみんな聴いているんじゃないかという印象でした。
ザ・ビートルズ(The Beatles)は1960年代から1970年にかけて活動したイギリス・リヴァプール出身のロックバンド。20世紀を代表する音楽グループの一つである。音楽誌『ローリング・ストーン』による「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第1位にランクされており、経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルの統計算出に基づく「史上最も人気のある100のロックバンド」にても1位となっている。『グラミー賞』7回受賞(23回ノミネート)。
Wikipedia
クイーン
最近公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』は大人気でした。
興行収入は、130億円突破で実写洋画の歴代9位だとか。新鮮な感覚で観た方もいると思いますが、ファンが沢山いた証拠ですよね。
クイーン (Queen) は、イギリス・ロンドン出身の男性4人組ロックバンド。
Wikipedia
イギリス、アメリカ、日本をはじめ、世界中で成功したバンドの一つである。
これまでに15枚のスタジオ・アルバム、その他多くのライブ・アルバムやベスト・アルバムを発表。アルバムとシングルのトータルセールスは1億7千万枚〜2億枚とされ、1970年代に結成されたロックバンドでAC/DCと並び世界で最も売れたとされる。ウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のある100のロックバンド」にて第3位。
マイケル・ジャクソン
ご存じ、キング・オブ・ポップ。ダンスしながら歌うスタイルは、日本でも沢山のタレントがモノマネするなど、人気は不動だと思います。ファンでなくても、彼のMVは多くの人が目にしていますよね。
マイケル・ジョセフ・ジャクソン(Michael Joseph Jackson、1958年8月29日2009年6月25日)は、アメリカ合衆国出身の総合芸術家。歌手、作曲家、舞踏家、平和活動家など、その活動は多岐にわたる。
Wikipedia
音楽作品の全世界での販売総数は3億枚から3億5,000万枚以上とされている。
史上最も売れた音楽家の一人として名を連ねており、「キング・オブ・ポップ」と称されている。グラミー賞受賞を13回(ノミネートは38回)果たしている。
他にも”ボブ・ディラン”、”エルビス・プレスリー”、”カーペンターズ”等、TVで聴ける歌謡曲以外知らなかった筆者の耳にさえ届いたアーティストの名前は、沢山あります。その時代毎に洋楽は聴かれていたんですね。
各時代の曲は、何も無いところから突然生まれるのではなく、各アーティストが自分が多感な時期に聞いた曲に影響を受け、又はリスペクトして自分のスタイルを確立し作っているものだと思います。
今時の洋楽も、全くの別物ではなく、皆さんが当時聴いていた洋楽から脈々とつながっているものです。
そんな目で見れば、”最近の洋楽”が少し違って見えてきませんか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
”最近の洋楽”の手前にあるハードルは低くなりましたか?
- 音楽の食わず嫌いは、もったいない。出会うべきものに出会おう
- ”最近の洋楽”は、意外に身近にある
- 身近なものに何かインパクトを受けていれば、それはきっと出会うべきものである可能性大
- 身近な音で、音楽効果を享受しよう
- 振り返れば、昔は洋楽も聞いていたはず…その洋楽の系譜は最近の洋楽にもつながっている
最近の洋楽には、シニアからでも触れられるし、楽しめます。その気になれば、歌うことだってできます。
聴いて癒されるのもいいし鼓舞されるのもいい。歌って何かを伝えられた感動を得るのもいい。
自分なりの方法で音楽に接して、それによってほんの少し人生が豊かになるといいなと思います。
執筆日:2019年11月30日
ライター: しんいちろー
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