生徒執筆記事

【リンキンパーク】のファンはなぜ離れないのか

皆さんはリンキンパークをご存じですか?とても有名なバンドですので恐らく名前はご存知でしょうし、楽曲も聞いたことがあるかと思います。彼らは2000年のデビューから、ヴォーカルのチェスター・ベニントンが2017年に亡くなるまでに7つのオリジナルアルバムを制作し、シングルと合わせて世界合計1億枚のセールスを打ち立てたモンスターバンドです。なぜ彼らは人気であり続けるのか、その理由にプロフィールと楽曲を紹介しながら迫ります。


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リンキンパークのプロフィール

バンドメンバープロフィール

マイク・シノダ(Mike Shinoda)

ヴォーーカル、ラップ、ギター、キーボードを担当。

日系米国人の父とロシア系米国人の母とのハーフ。ソロとしても作品を発表しています。

アートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業。この大学は映画「アルマゲドン」などでお馴染みのマイケル・ベイ監督や「パルプフィクション」を脚本したロジャー・エイヴァリーが卒業した芸術大学です。この大学は学費が高いことが有名で、中退する学生も多いです。そこでマイクは、自身がデザインしたスニーカーの収益金で母校の奨学金制度を設立しております。

また彼は日系アメリカ人の組織やエイズ基金、インドネシア津波基金などにも積極的に寄付しており、音楽以外でも数多くの社会貢献をしております。

ブラッド・デルソン(Bradford Phillip Delson)

ギターを担当。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)出身

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)出身

映画「トランスフォーマー: リベンジ」主題歌の「ニュー・ディヴァイド」では、作曲に加わっています。

フェニックス(Phoenix)

本名 デイヴ・ファーレル(David Michael Farrell)

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)出身

ベース担当。しかしライブ中はコントラバスを演奏し、コーラスも担当します。

愛称は「フィーフィー」

ロブ・ボードン(Rob Bourdon)

ドラムス担当。

ユダヤ系アメリカ人であり、エアロスミスのコンサートを観て、ドラムスをプレイし始める。

ジョー・ハーン(Joseph “Joe” Hahn)

DJを担当。

アートセンター・カレッジ・オブ・デザインに通っていたが学費が払えず中退。

韓国系アメリカ人二世で、2002年には韓国系アメリカ人初のグラミー賞を受賞。

映像作家としても、リンキン・パークのほとんどのミュージック・ビデオを監督しており、また映画作品もこれまで2本制作しています

日本の玩具のガンプラがとても好きで、楽曲「Somewhere I Belong」のミュージック・ビデオの中でガンプラを登場させている程です。

チェスター・ベニントン(Chester Charles Bennington)

リンキンパークのヴォーカル担当であり、ファンからするとカリスマ的な存在です。

驚異的な激しいシャウトと、メロディアスなバラードでの伸びやかな歌声が持ち味であり、一つの楽曲の中でも使い分けているのが特徴です。入れ墨の愛好者であり、体中に入れ墨を入れております。腕に彫ってある青い炎がトレードマークであり、また背中にはバンド名である「LINKINPARK」という文字を彫っております。あるインタビューの中で彼は「これまでの人生で一番良かったことはリンキン・パークのメンバーと出会ったこと、人生で最高の日はリンキン・パークに加入した日」だと語っていたようです。それほどまでにグループを愛しておりました。。

しかし2017年7月20日、41歳という若さで他界しております。死因は自殺であり、その理由は彼の親友であるアーティストのクリス・コーネルが同年5月17日に自殺しことへの後追い自殺だと言われております。7月20日はクリスの誕生日でした。 チェスターは幼少期に両親の離婚や、友人からの性的暴行といった壮絶な生い立ちを経験しており、現実から逃げるためドラッグ依存になっていたこともあります。また元々病弱だったこともありアーティストとして数多くの成功を掴みながらもその活動は決して順調で楽なものではなかったと言われております。そんな彼の心の支えだった親友が突然目の前からいなくなってしまい、その悲しみに耐えきれなくなってしまったかもしれないと人々は推察しています。

リンキンパークの2ndアルバム「メテオラ」に収録されている楽曲です。チェスターの攻撃的なシボイスとマイクのラップが交錯するグループ初期の人気ある楽曲です。

結成~デビューまでの道のり

元々はマイク・シノダと親友だったブラッド・デルソンが高校卒業の1996年に友人のロブ・ボードンを誘いSuper Xeroというバンドを結成したのが始まりです。(その前にブラッドとロブは、かつて「Relative Degree」というバンドで共に活動していました。)その後大学時代にマイクがジョー・ハーンと、ブラッドがフェニックスと出会い五人組のXeroというバンド名に改名されました。そこにヴォーカルのマーク・ウェイクフィールドが加わり本格的に活動しましたが、思うように売れず1998年に脱退してしまいます。その後チェスターがオーデイションを経て加わり、バンドのコンセプトを明確にするためハイブリッド・セオリーにバンド名を改名します。

そしてワーナー・ブラザース・レコードと契約することになり、LINKINPARKという現在のバンド名となります。由来はチェスターが定期的に通りかかった公園の名前に因んだようです。2000年には1stアルバム「Hybrid Theory」をリリースしました。これがビルボード・アルバムチャート初登場16位、最高位2位の大ヒットとなり一躍スターの仲間入りを果たします。2002年にはアルバムに収録されている「Crawling」がグラミー賞ベスト・ハード・ロック・パフォーマンス部門を受賞するなど、世界を席巻するように売れていきました。

チェスターの美しいメロディアスな歌声と、サビの時のシャウト、そして重たいギターサウンドが印象的なパワーバラードです。

実はHybrid Theoryは6週間という短期間で作られたアルバムです。比較的裕福で学歴もあるメンバーと多くの絶望を経験してきたチェスターの出会いは化学反応を起こし、一気に新しい時代の幕上げとなりました。

リンキンパークの音楽

変わり続ける音楽性

彼らはラウドロックやヒップホップ、ハードコア、インダストリアル、エレクトロニックなど様々な音楽要素の影響を受けておりますが、そのどれかに分類されることを好みませんでした。チェスターのリードとマイクのラップによるダブルヴォーカルに加えて、DJ、重たいギターのリフ、キーボードを使用したバラードなどの要素を一つの楽曲の中で融合させて、型にはまらない「リンキンパークの音」の音を創りました。その独特のセンスが今なお人気である理由の一つです。

そして彼らはその時の自分達の中にある音楽を表現することを大切にし、アルバム毎にメロディの雰囲気が大きく変わっていくのも大きな特徴の一つです。実際に1stアルバムの「Hybrid Theory」や2ndアルバムの「Meteora」まではシャウトやラップ、重たいギターサウンドが全面に出ていましたが、3rdアルバムの「Minutes To Midnight」ではそれらが消極的になり、チェスターのメロディックな歌声を全面に出した哀愁あるロックアルバムになっています。さらに7thアルバムの「One More Light」では初の女性シンガーのキアーラをフィーチャリングし、メロディ自体もロック要素を大胆になくしたポップス寄りの作品となっております。ファンから賛否両論の意見を繰り返し浴びせられながらも常に自分達に正直に挑戦していくのが彼らのスタイルです。

3rdアルバム「Minutes To Midnight」に収録された楽曲であり、手拍子に合わせたこれまでにない明るいアップテンポの楽曲です。このアルバムから大きく音楽路線を変え、賛否両論となりました。PVは観客が逆再生で動く中、彼らだけは正常に演奏を続けてる様子を映しています。多くのファンはこれを周りの流れには流されないという彼らなりの意思表示だと推察しております。

変わらない歌詞の世界観

リンキンパークは時と共に音楽性を変化させてきたバンドですがそれらの楽曲の歌詞の世界観はデビュー当初から全く変わりません。歌詞の世界観は人間が抱える苦しみ、悲しみ、怒り、そして絶望といったネガティブな内容ばかりです。チェスターは自分の辛かった経験を隠すことなく積極的に音楽で表現していました。その姿に多くのファンが共感し、励まされ、そして魅了されています。

7thアルバム「One More Light」に収録されているシングル曲です。メロディはそこまで悲しくないですが、歌詞は心に積もった重さ(苦悩)を表現しています。この曲を発表した2017年7月20日にチェスターはその命を絶ちました。

I’m holding onWhy is everything so heavy?
(僕は耐えている、なぜ全てがこんなにも重いんだ)

Holding onSo much more than I can carry
(耐えている、抱え切れるよりも多く)

I keep dragging around what’s bringing me downIf I just let go, I’d be set free
(だから僕にかかる重荷を引きづり続ける、もし放ってしまえば、自由になれるのに)

Holding onWhy is everything so heavy?
(僕は耐えている、なぜ全てがこんなに重いんだ)

https://mojim.com/jpy101650x45x1.htm

この曲だけではなく彼らの楽曲には人が持つネガティブな感情をストレートに歌詞したものが多いです。

リンキンパークおすすめの曲

In The End

「努力は全て無意味だったんだ。。」というネガティブな感情をチェスターが全力で歌い上げており、心を奮起させるような楽曲です。

Jigga what/Faint

自身の楽曲Faintを世界的ラッパーのジェイ・ズィーとコラボしております。ラップの疾走感とチェスターのスクリームが印象的です。

One More Light

これまでのヘビィサウンドを排除し、メロディアスに歌い上げるストレートなバラード曲です。

Numb

彼らの代表曲です。2017年7月20日にチェスターが亡くなったあと、バンドのファンがMVのYouTube再生数を10億回まで押し上げようと活動をしておりました。現在12億回数を超えております。

まとめ

  • リンキンパークはチェスター・ベニントンとXeroというバンドが出会って結成された。
  • チェスターは美しい歌声と、攻撃的なシャウトを併せ持つヴォーカリスト。

【リンキンパークのファンが離れない理由】

  • チェスターとマイクのダブルヴォーカルが基本であり、そこに様々なジャンルのサウンドを融合させた型にはまらないスタイルが魅力。
  • 時と共にその音楽性を積極的に変え、幅広いテイストの楽曲を楽しむことができる。
  • デビュー当初から一貫している、ネガティブな感情をストレートに歌詞にした世界観が今なお多くの人々を励ましている。

執筆日:2019年9月20日
ライター: Tetsu

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