LSD(Labrinth, Sia, Diplo)『Audio』

【ボーカル研究室】LSD(エル・エス・ディ)とは

今回のおススメ洋楽アーティストは、シーア・ディプロ・ラビリンスによる前代未聞のスーパーユニット“LSD”です。


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LSDのメンバー

~PROFILE~

<Sia>
動画総再生回数40億回、4度のグラミー賞ノミネート歴を誇り、これまで「シャンデリア」「アライヴ」「チープ・スリルズ」など数々の大ヒット曲を送り出してきた、オーストリア出身シンガー・ソングライター/プロデューサー。メディアに顔を見せないことで知られ、その唯一無二の歌声、メロディー・センス、そして世界観が世界中から絶大な支持を受け、更に自身の楽曲以外にもリアーナ、ビヨンセ、ケイティ・ペリー、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ、カーリー・レイ・ジェプセンなどの超大型アーティストのソングライティングを手掛けるなど、ポップス界きっての天才ヒットメイカー。

<Diplo>

これまでビヨンセ、マドンナ、ジャスティン・ビーバー、ブルーノ・マーズ、ブリトニー・スピアーズ、M.I.A.など錚々たるトップ・アーティストのプロデュースも手掛け、グラミー2冠を誇る、現代ダンス・ミュージック界における最重要プロデューサーの一人。

<Labrinth>

UK出身シンガー・ソングライター/ラッパー/プロデューサー。2010年にサイモン・コーウェルのレーベル<SyCo>と契約し、2012年にリリースしたデビュー・アルバムが全英チャート2位、シングル「ビニース・ユア・ビューティフル feat. エミリー・サンデー」で全英チャート1位を記録。そのほかシーア、カイゴ、ザ・ウィークエンドなどの楽曲にもゲスト参加するなど幅広く活動。


 参照:Sony Music Entertainment 

2018年5月にデビュー曲『ジーニアス』をリリースしたばかり新ユニット。
豪華なメンバーですが、ここではボーカルとしてSiaに注目。

1997年にデビューしたシーアですが、アルコール依存症や処方薬への依存症、双極性障害などに苦しみ、一時アーティストとして活動を休止していたことも。

日本では、メディアに顔を出さないこと、それと『Chandelier(シャンデリア) 』という曲で有名になりました。
当時は、ビデオの中に登場する“マディー・ジーグラー”さんというダンサーをシーア本人だと思っていた人も多かったみたいですね。

彼女の特徴と言えば、なぜか心に刺さるあの声!

ハスキーな声の持ち主は多くいますが、シーアの声には人を惹きつける不思議な魅力があります。

依存症の他にも病気を患ったり、恋人を亡くしたりと、ハードなプライベートを送ってきたシーア。

彼女の中には相反するものたちが共存しているのでしょう。
無垢な少女が顔出すときもあれば、やさぐれた中年女の顔がのぞくこともあり、また何者にも屈することのない強い戦士が登場することもあります。

一度聴いたら忘れないような特徴的な声でありながら、さまざまな表情を感じさせてくれるシーアの声に人は魅了されるのでしょう。

ソロアーティストとして、またLSDとして、これからもシーアワールドはますます広がっていきそうです。


洋楽を歌ってみよう~歌い方のポイント~

セカンドシングル『Audio』

今回はシーアのソロではなく、また違ったシーアの一面が楽しめるLSDの曲から『オーディオ』を紹介します。

ディプロが手掛けただけあって、中毒性の高いEDMになっています。
そこにシーアのダークさも加わって、サウンド重視のEDMにもなり過ぎず、また歌ものにもなり過ぎない絶妙なバランスに仕上がっています。


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うたパス

keyはF#、シーアパートのみで一番低い音でC#、一番高い音でA#と、洋楽では珍しく音域は狭いです。

レンジは狭いですが、主メロの動きにメロディアスさは乏しく、近めの音ではありますが結構音が跳びます。EDMらしさに寄せたメロディーワークだと思います。

シーアの声もやや無機質で、メッセージ性の強いソロ曲を歌っている時と比べると少し幼めの声で、音質も軽めにしています。

こういうタイプの曲には生々しい表現は合いません。
少し機械的なくらいが曲の雰囲気にもマッチしていると思います。

浮遊感のある前奏、その浮遊感を引き継ぎながら、プライマリー(1・3拍目)に長めの音を揃えたAメロ、サビではアフター(2・4拍目)に“B”や“D”の強い有声音を合わせAメロにはなかったビート感をさりげなく出しています。

後半にある大サビらしき楽段は、3音だけを繰り返すまるで呪文のようなメロディーです。
“We can’t live on without the rhythm ”
女性にとっては中音域なので楽々なはずなんですが、これがなぜだか妙に苦しい(^^;
1音ずつを丁寧に歌う分、それぞれに安定した響きを与えなくてはならず、音圧はキープするのですが、その音圧をそのまま声にしてしまうとゴツくなる…
ん~なんて言えばいいか難しいですね。
静と動、緊張と開放、温かさと冷たさのちょうど間くらいを保つ感じかな?
声そのものの表情に長けたシーアのなせる技?!
テクニックでやるのは難しいということですw

小さいことですが、“rhythm(リズム)”という発音。
歌の中でよく出てくる単語です。
今さらながら、日本語の“リズム”という発音と違い過ぎる(# ゚Д゚)
1音節で発音できるように、早い段階で舌の動きをマスターしたほうがいいです。

『Audio』は歌自体は簡単なので、部分的に発音練習として歌うにはいいかもしれないです。ただ、一曲通してこの曲に仕上げるのは難易度高めですかね。

『Audio』を歌ってみた~PURE VOX 動画~

About PURE VOX

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とても音素材が少ない曲なので、アレンジはそこをあえて活かしてみました。
なんとなくモチーフとなるメロディラインとバックのリズムだけを部分的に残しました。

サビは完全に“字ハモ”にして印象的に。
歌いながら別のリズムを刻むのはすごく難しいので、今回はWタイコにして独特の雰囲気を作ってみました。

たった2音とタイコだけで、思ったよりは『Audio』になったと思うのですがどうでしょう?

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