Juice WRLD

Juice WRLD 『Lucid Dreams』

【ボーカル研究室】Juice WRLD(ジュース・ワールド)とは

スティングの名曲「Shape of My Heart」を大胆にサンプリング した「Lucid Dreams」が大ヒットした 、世界が注目する旬なラッパーJuice WRLDを紹介。

Juice WRLD

~PROFILE~

1998年生まれ、米シカゴ出身。2015年にSoundCloudに音源を投稿し始め、音楽活動を開始。2017年6月に発表したEP『999』に収録されていた「Lucid Dreams(ルーシッド・ドリームズ)」が話題に。同年12月に発表したEP『Nothing Different (ナッシング・ディファレント)』に収録されていた「All Girls Are The Same(オール・ガールズ・アー・ザ・セイム)」は米人気HIP HOPブログやメディア<Lyrical Lemonade>などに取り上げられ、これをきっかけにInterscope Recordsと契約。

2018年5月にデビューアルバム『Goodbye & Good Riddance(グッドバイ&グッド・リデンス)』をリリース。全米アルバム・チャート4位にランクインし、正式にシングルとしてリリースされた「 Lucid Dreams」は全米3位、全英10位にランクイン。ストリーミングでロング・ヒットを続けている。今世界で最も注目されているアーティストだ。

参照 : UNIVERSAL MUSIC JAPAN

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2017年頃から新たにカテゴライズされた“エモ・ラップ”と称されるラップスタイル。代表的なアーティストは、 XXXTentacionやLil Peep。残念ながらどちらも若くしてこの世を去りました。

“エモ(エモーショナル)”とは感情的なさまのことで、音楽的には“エモい”なんていう使われ方をしています。
エモ・ラップの特徴も総じて感情的、叙情的であり、歌詞の世界感はかなり内省的です。ややもすれば“精神が不安定?”な感じが強調されます。

その背景には、アメリカをはじめとする多くの国で若者の自殺が急増していることがあげられます。その当事者になり得る若手アーティストたちが、その鬱積した心情を吐露するかの如くネット上で“クラウド・ラップ”を発表し、それに共感した若者たちによって広がりをみせました。

そういう意味では、本曲はそこまで“エモく”はないですかね(^^;
サンプリングされているスティングの「Shape of My Heart」 の特徴的なリフが刹那的なのでいかにもって感じがしますけど。

ちなみに…本曲の印税の80%以上がスティングに支払われているとかΣ(゚Д゚)
Juice WRLDは「 大金を失ったり、大金を稼いだり。この楽曲が人々に与えたポジティブなインパクトはあまりに大きく、落ち込んだり怒ったりするには楽曲が与えてくれたものがあまりにも多い。稼ぐお金は常にあるんだから、それを稼ぐだけだね!」 とツイートしています。

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洋楽を歌ってみよう~歌い方のポイント~

『 Lucid Dreams 』~EP” 999″より

Lucid Dreamsとは明晰夢を意味します。
自分で夢だと自覚しながら見ている夢のことです。
私もよく見ます(´艸`*)

失恋の痛みで頭の中がボ~としているのか、はたまた痛みを忘れるためのドラックのせいなのか。。。
まあ、どちらとも明晰夢のような感じなんでしょうね。
「Shape of My Heart」のリフがとても感傷的で 、その空気感とマッチしています。

この曲のレンジはかなり狭いです。
最低音がA音で最高音E音。ほぼ5度内で歌いきれます。女声にはかなり低いと思いますが。

この曲たらしめる印象的なリフは直接歌うことができませんので(^^;
一応頭の中でループさせながら歌うとしましょう。

如何にもらしいラップと比べたら、かなりメローなのでラップを歌う感覚はないと思います。

が、しかし(゚д゚)!
やはりJuice WRLDがラッパーであることを忘れてはいけません。

要は“歌い過ぎてはダメ!”ってことです。

実際歌ってみると気がつくのですが、フレージングがとてもラップ的です。
規則性の強いメロディーに馴染みのある人にとっては、この曲では規則性を見出せなくなる瞬間が多々あるかと思います。

メロディーの規則性を予期せず、ラップ特有の規則性を理解すること

メロディーを消して、本当にラップとして歌ってみるのが手っ取り早いです。
音程は無視して、リズムだけ残して歌ってみるといいですよ。
フレーズのまとまりとブレスポイントをチェックしてみましょう。

ステイ音(同じ音程の連続)が多いので、下手に抑揚をつけないようにしましょう。やや一辺倒に歌いつつ、要所要所の発音でしっかりと音を立ち上げること。
その起音に規則性があります。

全体的には抑揚をあまりつけず、ことばの韻を踏むところ(起音)のみ強調


私はアカペラ用なので、それなりに輪郭を出して歌っていますが、本当ならもっと“クタ~”と歌ったほうが雰囲気はでるのかな?

ただ、さもすれば掴みどころのない歌になりかねません。
バックも同じリフのループだし、歌にはほとんどビートを与えません。
完全無伴奏で歌えるくらいにしないと駄目ですね。

歌詞も目で追いながら歌える類のものではないので、9割方は覚えましょう。

とくに注意すべきはブレスポイント(息継ぎのタイミング)です。
呼吸が乱れだしたら、もうどうすることもできません。
各フレーズの動きをしっかり予期して呼吸を合わせるのがコツです。

ラップは無理でも、“ラップっぽい曲”を歌ってみたい方。
また女性で、中低音域を鍛えたい方は挑戦してみてください。

『Lucid Dreams』を歌ってみた~PURE VOX 動画~

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男性曲なので、私は声帯の閉鎖を強めにしています。
keyが低いので、動きが不明瞭になりがちです。動きや変化をできるだけ先行して見えるように歌っているので、思いの外声帯への負担も大きかったです(><)

先述したようにメロディーの規則性が乏しいので、良くも悪くも自由に歌えてしまいます。そのせいで縦軸(拍)を失いやすいのが難点でした。

アレンジ的には、 「Shape of My Heart」のモチーフだけなので、あまり展開できず難しかったです。一人で全部歌えてしまうフレーズをあえてポリフォニーにして数パターン作っています。

残念なのは前奏。。。
もっと雰囲気を出したかったんですけどねぇ(^^;
案外テンポも速くて…これ以上ゆったりするとAメロのテンポからの乖離が酷くなってしまうので。まあ、声の表情が上手くなかったせいなんですけど。

リズムもポリフォニーで(ポリリズム?)
とにかくガイドがないので、歌もリズムも相互で掴み取り、組み立てないとしっくりこない。もう少し練習するべきだったな、と少し後悔しています。

極端な構成展開はないので、キメとしては“ブレーク”はほぼ原曲と同じように入れてみました。これ、意外と難しいんですょ。

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