これやっちゃだめ

洋楽を歌うときにやってはいけないこと

質の低い練習をしない

洋楽を初めて歌う人や英語が苦手な人がついやってしまうこと。

  • 英語をカタカナ書きする
  • 文頭から順に読もうとする
  • 聞えない音を省略する
  • つっかえると歌うのをやめてしまう

現時点でこのような状態にある人は
-英語なんて話せないんだからしょうがないじゃん(# ゚Д゚)
って思ってますよね?

ですが、私も英語は話せません!(キッパリ)
帰国子女でもない限り、初めから英語の歌がスラスラ歌える人なんていません。

-でも、歌が上手い人って英語の歌も結構上手くない?

そうなんですよね。
私が知る限りでも、歌の上手な子たちは初めての洋楽もそこそこ歌えていました。

それはなぜか?


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Music

一言でいえば“耳が良い”からです。

単に聴力という意味ではなく、“音に対して感度が良い”のです。
言語としての英語はよく分からなくても、歌としての音(声)でなら多くの情報をつかみ取ることができるのです。

音に対しての感度の良い人は、決まって再現する能力を持ち合わせています。

幼い子どもが覚えたてのことばを何度も繰り返し言いますよね?
別に意味を理解しているのでもなく、覚えようとしているのでもありません。
要は“気に入った”わけです。
なんだかその音を発すると楽しくなっちゃうんです。

誰かが発した音から与えられた何かを、自分でも味わってみたい!
そんな感覚があるのだと思います。

すぐに結果を出そうと短絡的思考に陥らないでください。
付け焼き刃的な対応で成果を出そうとしてはなりません。
幼い子どもと同じようにとは言いませんが、“好奇心”をもって取り組んでいきましょう。

覚えて歌い切るだけの練習をやめ、歌が上手くなるための練習をしています。
これまで得てきた知識を無駄にするような練習は絶対にダメ。
努力が水の泡になってしまいますよ!
質の低い練習をしてしまう人は、徹底的にこれまでの復習をしましょう。

してはいけないこと

絶対にカタカナ書きしない!

カタカナは文字であって、音ではありません。
英語はせっかく表音文字なのですから、スペル通りに発音しましょう。

最低限のルールを知っていればだいたいは発音できます。
アルファベットで各音の個性を練習し、聞き取れる&生成できる音の要素を確実に増やしていければ、多少間違った音が含まれていても大丈夫です。
ちょっと難しい単語が出てきたからといって読み仮名をふっていませんか?

発音しない音

ここで少しだけ黙字について説明しておきます。
スペル通りに発音するといっても、以下の音は例外になります。

  • 末尾の「e」…make/save/five など
  • 長母音、二重母音の後の「gh」…fight/dough/bought など
  • 母音の前にある語頭の「h」…heir, /hour/honest など
  • Knで始まる語の「k」…Know/knack/knee など

細かくはまだあるのですが、このくらい押さえておけばひとまず安心です。

とくに語末の「e」はサイレントEと呼ばれていて出現率が高いです。
でも、ひとつ前の母音をアルファベット読みするだけなので簡単です!

細かい部分は、発音できない単語を調べたときに音声を確認しつつ覚えていきましょう。

文頭から順に読まない!

英語には、英語独特のリズムがありましたね。

日本語のように、等間隔に均等な音節を並べることはできません。
機能語より内容語を優先することもポイントでした。
文頭の“I”や“You”を毎回はっきり言い過ぎたりしてませんか?

このあたりは復習ですので以下の記事を参考にしてください。

英語はリズム
英語の音節を理解する
〈—内容語はきっきりと、機能語はあいまいに
練習法としては
〈—最後の単語からつなぐ〉が有効です。

読み返す度に理解は深まっていくはずなので、1~2回読んで満足しないでくださいね。音読することもお勧めします。(誤字脱字があったらごめんなさい;)

聞えない音を勝手に省略しない!

最初の頃は、いたるところにありもしない母音がたくさんあったことでしょう。
その母音を発音しないように努めていたら、今度は必要以上に音を省略してしまうという結果を招いてはいないでしょうか?

上手くアクセントがつかないことで、本来最もしっかり聞こえるはずの母音が弱くなっていたり、カタカナにしないことで子音単体が失われていたり…。

先程の“黙字”は発音しない音です。
でもそれ以外の音はちゃんと存在しています。
無声子音は、ほんのちょっとしか聞こえないときがあります。アクセントのつかない母音もあいまいです。
ですが、消えてなくなってしまっては困ります。

上手い具合に音に出来なければ、口のかたち(調音動作)くらいは作りましょう。
閉鎖音は音が鳴るかどうかではなく、閉鎖したかどうかです。
呼吸の流れを閉鎖する感覚を覚えましょう。

つい音を省略しがちな人は以下の記事を復習してください。
英語脳をつくる
英語は音を伝える表音文字
英語の母音
〈—音がつながるリンキング

つっかえても途中でやめない!

日本人は、英語の音声を聴いたとき、分からない単語や聞き取れない単語が出た瞬間に思考が停止してしまう人が多いと言われています。

-えっ?みんなそうじゃないの?

言語習得に長けている人たちは、最後まで聞き流すことができるそうです。
これは、まず聞き取れるところを優先的に拾いながら、あとから聞き取れない部分を補完していく方法です。

聞き取れない瞬間があっても思考を停止させず、最後まで聞き取ってみる!
部分部分でいいのです。最初から最後まで逐一聴き洩らさないようにすることはありません。

歌の場合はそれができます。
ただ一般の人はメロディを聴くだけで、発音を聞き取ろうとはしていませんが。

皆さんは、ただ聞いているのではなく、歌おうとしているのですから、発音もしっかり聞き取ろうとしているわけです。
そのため、いざ自分が歌うときには、発音を予期できなくなる瞬間に思考停止に陥ってしまいます。

予期できなかった発音は、またあとからまたじっくり練習するとして、一旦歌い出したらフレーズ途中でやめてはいけません。
ぐしゅぐしゅと適当に誤魔化しても良いので、フレーズの末までは歌い切りましょう!

呼吸の流れを保っていないと発音できない音がたくさんあります。
いちいち止めていては、せっかく予期できた音さえも発音できなくなります。

焦って先進もうとばかりせず、1フレーズずつ、1楽段ずつ練習すればOK!
予期しにくい単語が含まれているフレーズは、何度も繰り返し音読しましょう。

まとめ

発見

歌は多くの規則性を含んでいるためとても複雑です。
複雑であるがゆえに個性的です。

ただの文章を覚えようと思ったら日本語でも大変です。
音程やリズム、それ以外にも諸々の表情があるから歌は覚えることができます。

上手く発音できないとき、上手く歌えないときは、その他の要素に目を向けてみましょう。

上手く読めない英文でも、歌でなら発音できることがあるでしょう。
それは歌のなかにある別の要素が影響したためです。
逆に上手く歌えないなら、英文を音読してみましょう。
あえてシンプルにしたことで、失敗の原因が見つかるかもしれません。

急がば回れ!

歌い進めることを優先し過ぎず、視点を変えてみたり、何度でも基本に立ち返ってみたりしましょう。
何度でも新たな気付きがある、それが質の高い練習です。

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